社員旅行と聞いて何を思い浮かべますか?
みんなでお揃いの浴衣を着て、
宴会場で部下が上司にお酌をしたり、
一芸を披露したり……今となっては
ツッコミどころ満載の社員旅行ですが、
一昔前は会社員にとって
”当たり前”の恒例行事でした。
いうまでもなく、社員旅行は
会社の公式イベントなので
お金の出所は福利厚生費になります。
プライベートではないんですよね。
福利厚生という意味では、他にも
保養施設(社員の家族も使えたりします)
などがありますが、時代と共に
縮小あるいは廃止に向かっています。
なぜって、時代にそぐわないからです。
終身雇用が形骸化されつつある令和では
転職は当たり前。
会社と社員の関係は実にドライで
給与以外の恩恵を会社に期待しない
社員も増えてきました。
しかしウェットな価値観を持つ会社もあり
”社員は家族”と考え、運動会や
バーベキューなどを定期的に
催す会社もあります。
社員にとっては
「貴重な休みを会社のイベントに?」
というのが本音かもしれません。
オフサイトミーティングという名の
実態社員旅行もたくさん存在します。
確かに福利厚生の削減は時代の流れです。
公は公、私は私ときっちり分けて
イベントなどの楽しみはプライベートで
消化するのが今の潮流とも言えるでしょう。
僕も基本的には、福利厚生はいらんでしょ
というスタンスです。
会社の利益は社員に最大限に還元して
個々が自由に使えるようにした方がよくね?
という考えです。
しかしあながちそうとも言い切れない
部分もありまして。
職種・業種にもよりますが
リモートワーク環境が発達した今
社員同士が日常的に顔を合わせることが
難しくなっています。
チャットツールで日常的に連絡を
取り合っていても
社員間のチームビルディングや
会社に対するエンゲージメントが
育っているかと問われたら
「問題ないです!」とは言い切れません。
リアル至上主義というわけではないのですが
何かの理由をつけて、会社のみんなが
顔を合わせる機会をつくることも
必要なのではないかな、と。
社員旅行や運動会というのは大変ですが
時間とお金を掛けない参加のハードルの低い
プラットフォームのような
企画があればいいですよね。
例えば地方なら会社の一角に
みんながいつでも手を加えれる畑があるとか
PCゲーム大会など誰に対しても開かれていて
且つ拘束力のない福利厚生なら
社員も大歓迎ではないでしょうか。
皆さんはどのような
福利厚生を充実させてますか?