ブログ詳細

「うちはまだ大丈夫」と思っている経営者に伝えたいことvol.5〜うちの社員は大丈夫?まさか辞めたりしないよね?

会社が「大丈夫」の意味するところは
主にお金の「大丈夫」ですが
会社経営における4代要素は
ヒト・モノ・カネ・情報、ですよね。

つまり、カネだけが潤っていても
ダメなんです。

「企業は人なり」と説かれたのは
言わずと知れた経営の神様、
松下幸之助先生ですが
その言葉は令和の今でも
十分に説得力があるように思えます。

そう、人は本当に大事なんですよ。
人材の定着は永遠の課題であり
そのためには採用の時点で
自社にマッチする人材を
見極めないといけないわけです。

たまたま最近、経営者の知人と
採用についての談義をしたのですが
彼が言うには
「採用で迷ったら、”かわいい”と
直感的に思える人を選ぶのがいい」
とのこと。

なるほど、直感的に”かわいい”は、
信憑性がありますよね。

この”かわいい”は人間性に対しての表現で、
決してビジュアルではないですからねっ!

確かに、いくら優秀で
多くのスキルを持ち合わせていたとしても
いちいちたてついてきたり
文句ばかり言うような人は
社内の雰囲気を悪くしますし
会社としても扱いに困りますよね。

それよりは、会社のやることを
素直に受け入れて、楽しんで
一緒に頑張ってくれる人の方が
いいじゃないですか。

例えその社員がちょっとばかりドジで、
失敗ばかりするようなタイプだったとしても
素直で純朴で、そして誰よりも
会社が大好きだったりしたら、
かわいいじゃないですか。

そのような社員に対しては、
「時間をかけて育ててやろう」とか
「もっと向いている仕事があるはずだから、
ポジションを変えてあげよう」
とか思いますよね。

今も昔も、かわいい人には面倒を
見てあげたくなるのが人情というもの。

そう、”かわいい”は最強なんです。

どれほどスキルが高くても、
愛社精神がなければ
社長が好きじゃなければ
やがて転職するでしょう。

また、どれほど頭が良くても
会社や上司の粗探しをするような
社員だったらチームとして共に
やっていくのは難しいでしょう。

今の時代、スキルの部分は
ある程度AIでカバーできます。

そうなってくると人間性の部分が
重要になってくるのではないでしょうか。

財務の話からはズレてしまいましたが
会社経営にとって
ヒト・モノ・カネ・情報はワンセット。

どれか一つだけ突出してても
構図としてアンバランスなんです。

カネ、も大事な要素ですが
ヒトにも十分に留意して
バランスのよい会社経営をしましょう。