若い頃は……で始まる話を
あまりしたくないのですが(笑)
僕の働き方というか、仕事に向かう
モチベーションが若い頃とは
違ってきたことは確かです。
僕が保険会社で営業をしていた頃は
それはそれは高いモチベーションで
毎日仕事をしていました。
なぜならそこには巧みな仕組みが
用意されていたからです。
成績上位者の表彰、賞与、
インセンティブなど
成果がわかりやすく数値化され、
それを確認することでドーパミンが
出ていたのでしょう。
”イケてる自分”に酔っていたと
言ってもいいのでしょうか。
この“ドーパミンが出ている状態”
というのは、なかなかに
体力や精神を消耗するので
若い頃はいいんです。
ただ、長く持続させるには
理想的な状態ではないんですよね。
ドーパミンは、いわゆる
「三大幸福ホルモン」の一つで
その他の二つとしては
オキシトシンとセロトニンがあります。
それぞれ性質が異なるので
簡単に説明しますね。
セロトニンは心と体の健康によって幸福を感じるホルモン
オキシトシンは人との繋がりや愛によって幸福を感じるホルモン
ドーパミンは成功やお金によって幸せを感じるホルモン
だそうです。
段階としては
セロトニン→オキシトシン→ドーパミン
らしいですが、必ずしもその順番に
達成させるとは限らないです。
全てがバランスよく満たされている
状態というのも実際には難しいものです。
話は戻って、ドーパミンだけで
頑張ることができた自分はもういません。
歳を重ねたから、というよりも
自分の内なる感覚に忠実になった結果
最近ではもっとセロトニンやオキシトシンを
意識して仕事をしようと思っています。
その二つが充足すると、ドーパミンの
必要性を以前ほど感じなくなるんですよね。
数年前から東京と広島の2重拠点で生活し、
生活と自然が密接になったことも
影響しているかもしれません。
僕も様々な決断や方針を
決めなければならないのですが
セロトニンやオキシトシンのおかげで
心が正常に機能し、健全な判断が
できているように思えます。
みなさんも、自分の幸福の正体を
少しだけ深堀りして考えてみては?
お手伝いしますよ。