時代が変わればニーズも変わる。
……当たり前のことですよね。
なんでこんな当たり前のことを
言うかというと
既存の事業がどうにも立ち行かなくなって
「ええい、事業を変えちゃえ!」って
事業転換する会社がありますが、
「それってどうなのよ」って思うからです。
結論からすると、安易な事業転換は
ほぼほぼ失敗します。
まず、事業転換する時のマインドを
考えてみてください。
それは、傾いている会社をなんとか
立て直そうしての事業転換、
つまり一種の“賭け”ですか?
それとも既存の事業がうまくいっているから
更なる発展を目指しての“攻め”ですか?
おそらく前者がほとんどではないでしょうか。
事業転換をしようとしているところは
今やっているビジネスが
時代に合っていないんですよ。
変化が激しいこの時代、そしてAIに
仕事が取って代わられる時代において
うかうかしていると、一瞬で
仕事がなくなります。
シンプルに「モノ」を売っていれば
儲かる時代ではないんです。
僕が思うに、今、時代が求めているのは
対話によって相手の本音を引き出すような
属人的なソリューション。
生成AIは質問の“字面”で相手の
求めている答えを導き出しますが
“字面”には表れていない質問者の
本音がきっとあるはず。
そこを探りあてて、本当に求めている
モノ/コトを提供するのが
価値のあるサービスですし、
それができるのはやはり人間だと
思うんですよね。
時代のニーズを読んで、本当に必要な
サービスをひたすら考える。
……事業を変える前にやるべきことは
たくさんありますよ。