製造業はお金を稼ぎ続けなければなりません。
え、会社なんだから当たり前でしょ?
と思うかもしれませんが、
その背景や事情が少しだけ違うのです。
まず、製造業は事業を始める際に
膨大な設備投資をしています。
たった一つのプロダクトをつくるために
何千万もする機械や装置などを
買っているのです。
もちろん、現金でポンと買っている
わけではなく、融資を受けて買っているので
その後の返済が延々と続きます。
つまり、それが稼ぎ続けなくてはならない
理由の一つってことですね。
そして、取引先との関係。
日本の製造業はほとんどが”下請け”なので
何を作るか、何個作るか
いくらで作るか、いつまでに作るか
……などなど事細かに決まっています。
追われるように、と言うと聞こえが悪いですが
少なくとも好きなものを自由に作っている
わけではないということです。
取引先と下請けは、本来は対等な立場で
あるべきなんですけどね。
この問題に関しては、
「下請けイジメ」「下請け叩き」などと
何かと話題になりますが、僕は
下請けのポジティブなアクションで
いくらでもこの状況は
変えられると思っています。
シンプルに、条件に合わない取引先とは
付き合わなければいいのです。
もしその一社に依存しているようだったら、
そのビジネスモデルを変えるべきです。
社長自ら営業しまくって、
顧客を新規開拓すればいいじゃないですか。
また、プロダクトを変えてしまう。
そうなると必然的に取引先も変わります。
簡単に言っていますがまずは行動。
手段は後から考えましょう。
硬直化した悪しき取引先との関係に縛られず
他社でビジネスチャンスを
掴んでみてはどうでしょうか。
そのためには外に出て、人と会いましょう。
そして人の話を聞きましょう。
時代のニーズを肌で感じ、自社のビジネスを
アップデートしましょう。
悩んでいる暇はないはずですよ!