経営者のゴールには
どのようなものがあるのでしょうか。
ここ数回のブログでテーマにしている
「事業承継」には大きく分けると
・親族内承継
・親族外承継
に分かれますね。
親族外承継としては
・MBO(経営陣による買収)
・M&A
会社清算は
・廃業
・破産
などでしょうか。
まぁ、こんな風に
ゴールにいろいろあるという前提で
あらためて事業承継について
お話を続けます。
事業承継を決めるのは誰でしょう。
それは言うまでもなく社長自身です。
ですから、「売りたい!」
という気持ちが弱いと
事業承継は成立しません。
売るぞ!という気持ちが固まったら
いよいよ売る準備に取りかかります。
財務要素の準備とは何か?
それはなるべく
”会社の見栄え”を良くすることです。
今までは税金をなるべく安く抑えるために
「そんなに儲かってませんて」って
財務状況を装っていたかもしれません。
会社を売却するときは
「うちの会社、こんなに儲かってますよ」
って、演出しないといけないのです。
これって商売の原理原則ですよね。
市場価値を上げて
高く買ってもらうのですから。
売ると決めた時点の会社の財務状況にも
よりますが、会社の価値をあげるには
少しばかり時間がかかりますよ。
最低でも3~10年くらいは
準備が必要ではないでしょうか。
もしかしたら、ガラリと経営モデルを
変えなくてはならないかもしれません。
節税志向から会社を強くする経営
(自己資本経営)に変革しないと
いけないかもしれません。
しっかり利益を出して
どこに出しても恥ずかしくないような
会社にしましょう。
ここまで行くと
売るのがもったいなく
なるかもしれませんね(笑)
売ると決めて会社を磨いた経験は
きっと次の人生で活かせるはずです。
その経験を次世代の
経営者に伝授してくださいね。