本日は自分自身の働き方についてお話します。
僕は大学を出た後、食品会社を経て
外資系の保険会社に転職しました。
毎月の売上ランキングこそが
全てと言ってもいいほどの、
過酷な競争社会の中にいました。
それはそれで楽しかったです。
ヒリヒリするような緊張感がありましたし
その時は自分の中にある
闘争本能のようなものが
最大限に発揮されていた実感があります。
しかし、ある時その舞台から降りました。
衝動的に辞めたわけではなく、
”機が熟した”というのかな。
営業職として多くの企業の経営者と
関わりを持ってきましたが
もっと企業に対して
本質的な貢献ができないかと
考えるようになりました。
そして中小企業経営者の一番の関心事である
財務と資金繰りの勉強を始めました。
その想いは、やがて「稲田財務」となって
身を結ぶことになります。
独立をして、働き方も変えました。
僕は今、二重拠点で生活&仕事をしています。
数年前までは、東京に全てを
集約させていましたが今は
僕の生まれ育った広島に
家族の生活拠点を移しています。
東京にも仕事の拠点を残しつつ、
2つの環境を使い分けて生活しています。
これは僕の夢でもありました。
前世はジプシーだったのでは?と思うほど。
定住(物理的なこと以外も含めて)に対して
抵抗がある僕としては
「どこでも自由に働ける」ことが
何よりも重要なことでした。
だから、自分を縛るものから解放され
「もっと自由になるためには
どうすればいいのか?」
ということをひたすら追求して
今のような生活になったわけです。
会社にも場所にも縛られることがない生活。
これぞ僕が目指していたものです。
そんな僕は、人から「いいよね」
とよく言われます。
「楽しそうでいいよね」
「ストレスなさそうでいいよね」
「自由でいいよね」
「いいよね」にも、いろいろな種類が
ありますが、とにかく彼らの目には
「いい」ように映っているみたいですね(笑)
確かに今の生活でストレスは少ないですし
やりたいことをやれている実感もあります。
とはいえ僕にも悩みはありますよ。
自分の現状に100%満足しているわけではなく
本当にこれでいいのか?と
自問するときもあります。
自分とは違った人生を歩んでいる
友人のことを、ちょっぴり
羨ましく思うこともあります。
大企業で上り詰めた人には
その人にしか見えない景色がありますし
独立した人には、独立した人にしか
見えない景色もありますよね。
それは当たり前の話。
僕が思うに
みんなが同じ山に登る必要はなく、
それぞれが違う山に登って
自分だけの頂上から見える景色を
伝え合って、賞賛し合えばいいのでは
ないでしょうか。
少なくとも、登る山を選ぶ権利は
誰にでもあるはずですから。