前回に続き、今回も事業転換の
話を続けますか。
実は僕も事業転換をした一人です。
僕の前職は保険会社の営業です。
その当時は時代がガツガツしていたので
数値的な目標達成が「やりがい」に
直結するような働き方をしていました。
今の僕からはちょっと
想像できないですよね。
まぁ、おそらくアドレナリンも
相当出ていたので、それはそれで
楽しくもありました。
仕事の中で多くの経営者に会い
さまざまな相談を受けている中で
「どうやら自分のやっていることは
コンサルに近いのではないか?」
と思い始め、財務コンサルタントとしての
方向性に舵を切ったのです。
そんなにシンプルな話ではないのですが
付き合いのある経営者たちは
「税理士は税務しかやってくれない。
そうじゃなくて、もっと会社の
お金に全般に関して、当事者意識を
持って考えてくれる人が欲しい」
ってよく言っていたので、
コンサルへの道を選んだのは
自分がやりたかったことでもありますが、
ニーズを感じていたからというのも
あるかもしれません。
これは一般論ですが
新しく事業を始める際に
必要だと言われていることは
・自分ができること
・その事業に情熱がある
・マーケット/市場が求めていること
この3つが明確であればあるほど
事業はうまくいきます。
なるほど、確かにそうかもしれない。
確かにそこには
・財務に関する専門的な知識
・中小企業の経営を良くしたいという情熱
・世の中の社長は、お金に関する相談役のような
存在を求めているというニーズ
がありました。
正直、事業を始めるとき(事業転換するとき)
は「儲けたい」とか考えてないんですよね。
キレイごとを言ってるだけでしょ?と
思うかもしれませんが本当にそうなんですよ。
もちろん、儲けたいと思って
事業を始めてうまくいくケースも
ありますがそれは本当に一握り。
儲けたいと思って事業を始めたけど
儲からなかった時の修正はとても難しいです。
ですがその会社にその事業をやる
明確な目的があれば社員一丸となって
課題に取り組むことが出来ると思います。
そういった会社は強いですよ。
修正する力が企業の強みとなります。
新たなビジネスを考えている経営者の皆さん、
先ほど挙げた条件を満たしているかだけでも
考えてみてはどうでしょうか。