一般的に言う財務とは「企業財務」のことで、企業がどのように資金を調達し、どのように運用したのかを表すものです。(運用しない残高が「現預金」です)会計上は貸借対照表として示されます。運用とは、資金を使う活動であり、貸借対照表では現預金を含めて総資産のことを言います。
日本の中小企業の多くが経理や会計業務、その後の決算書の作成、税務申告を税理士や会計士に依頼していますが、この税務(タックス)と財務(ファイナンス)があいまいになっています。
税理士は税務のプロであり、正しく納税するための会計業務を行う役割です。メイン業務はあくまでも企業税務で、経営全体を見ることではないのです。年に一回、決算書を見ながらアドバイスがあるかもしれませんが、その後の行動にコミットし伴走してくれるケースは極稀でしょう。
本来、経営や企業財務は税務と混同すべきではなく、毎月の試算表を基に、投資すべき事業に投資されているか、本当に今その借入をして良いのかなど、全体最適を考え判断していくべきなのです。
日本政策金融公庫によると、中小企業の相談相手として最も選ばれているのは顧問税理士や会計士、次いで銀行です。その相談役である顧問税理士の日々の業務はざっと書き出しただけでもこれだけあります。
月次監査(記帳チェック、月次決算処理、業績報告)、各種税務相談、会計処理等日常相談、納税予測、各種税務届出書作成、各種税務申告書作成、決算事前検討回、決算書作成、決算報告会、企業防衛(リスクマネジメント)
基本業務で多忙を極める顧問税理士に、基本業務外の「経営アドバイス」を求める中小企業経営者。なかなか思ったようなアドバイスが返ってこないという、そのもどかしさの根本原因はここにあるのです。
中小企業経営者が求めているのは「意思決定のための相談相手」ではないでしょうか。
決算書は過去の数字をまとめた納税するためのものであり、それだけでは意思決定のための情報として充分とは言えません。決算書を読み解き、現状を分析し、未来の見通しを立て、次の経営に生かす。
稲田財務の財務コンサルタントは、そのような未来の数字を導くサポートを行っています。
税理士 | 財務コンサルタント | |
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活躍フィールド | 財務会計 (正しい納税をするための会計) |
管理会計 (経営を分析するための会計) |
主にやること | 決算書の作成と節税対策 | 業務プロセス改善、資金調達や投資戦略立案、M&Aに関するアドバイス |
フォーカスする点 | 過去の数字(決算書を作るために必要) | 未来の数字(見通しを立てるために必要) |
使う資料 | 試算表や決算書などの提出用資料 | 試算表や決算書、借入明細書、保険証券、経営計画書 |
必要なスキルや資質 | 正確な決算書を作成するための、税務の知識と正確さ | 相手から意見を引き出し、盲点を気づかせるコミュニケーション・スキル |
ヒアリングと
課題抽出
現状の不安やお悩みをヒアリングさせていただき、ビジネスモデルや理念、経営ビジョン、会社が目指す方向をお伺いします。
また、決算書3期分(BS、PL、内訳書、勘定科目明細月次試算表)から見えてくる問題点と課題を抽出します。
中期経営計画の
策定
中期経営計画を策定します。これらのプロセスを経ることで社長の理念とビジョンがより明確になります。銀行も融資の際は経営者が示す事業の方向性を重視しています。
実行サポートと
モニタリング
資金繰りや経営の改善には計画・実績を定期的にモニタリングしていくことが肝心です。稲田財務ではコンサルタントが経営者と共に伴走し、着実に遂行状況を確認・検証していきます。
顧問契約原則一年契約、一年経過後に顧問先との協議の上、今後の取り決め内容や方針を決定します。
年商金額 | 月額顧問料 |
---|---|
年商2億円未満 | 100,000円(税込110,000円) |
年商2億円以上5億円未満 | 125,000円(税込137,500円) |
年商5億円以上10億円未満 | 150,000円(税込165,000円) |
年商10億円以上20億円未満 | 200,000円(税込220,000円) |
年商20億円以上 | 250,000円(税込275,000円) |
今期利益が出そうで、何か手を打たないと納税額が大きくなりそうである。何か良い提案はないかというご相談。
創業50年以上の歴史を誇る複合加工製造業で、技術レベルが高く利益率の高い仕事を受注しているが、利益が出ると業界水準を超える決算賞与や、不必要な生命保険の加入などで節税を行なってきたため自己資本が少なく不測の事態に耐えられる体力がない状態。
本来の企業のあるべき姿(自己資本経営、実質無借金経営)を説明し、適性な賞与、生命保険の見直し、調達再編を行い借入金の元本返済を圧縮。
毎年2400万円あった借入金の返済額を600万円に圧縮。キャッシュフローが1800万円改善し、手元に現金が残るようになった。キャッシュリッチな会社を目指すためモニタリングを継続。
製菓・飲食業
株式会社ペール・ノエル
代表取締役 杉山様
数字に追われる不安から解放され、自信をもって経営出来るようになった。
稲田さんに相談すると一つずつ明確な指針を与えてくれます。数字を理解することで経営の見通しが持てるようになり、仕事がより楽しくなりました。
製造業
株式会社ルケオ
代表取締役社長 吉村様
「スタンダードな財務」を学びたく、勉強会からお願いした。
月に一度の勉強会をマンツーマンでお願いしました。
会社を引き継ぐにあたり、自分なりに経営や財務について勉強してきたつもりでしたが、専門家から深く体系的に学ぶ機会は始めてでした。
造船・鋼構造物工事業
株式会社京浜マリンエンジニアリング
代表取締役 瀬戸様
第三者という立場だからこそ、社員の「本当の声」を引き出してくれる。
会社の三代目として事業承継してから、一人で抱え込んでいた悩みを初めて打ち明けられたのが稲田財務でした。過去のコンサルタントとは異なり、社に溶け込んでくれ、社員も慕ってくれています。
経理も財務も
実はさっぱりわからず
学ぶ場所が欲しい
今さら財務や決算書が
わからないなんて
税理士にも言えない
事業承継が
間近に迫っているが
お金の知識が乏しい
今まで勘だけで
経営してきてしまい
自己流が正しいのか不安
中小企業経営者にとっての伴走者、稲田財務が開催する財務勉強会は、知識がゼロからでも気軽にご参加いただけるオンラインの学び場です!
実は誰にも相談できない経営の悩みや、財務のこと。
本音で専門家に聞いてみませんか?
さまざまな状況にいらっしゃる経営者の方々が、毎回参加し、一緒に財務を学んでいます。
本当は色々聞きたいけれど…士業やコンサルタントは敷居が高くなかなか相談できない…
という、そのモヤモヤをぜひ持ち込んでください!
資金繰りが逼迫している状態から、お金の残る経営にシフトしていただくため、誰でも手軽に学べる、財務の動画講座を制作いたしました。
財務の知識がゼロからでも、3ヶ月で決算書が読めるようになることを目的として作られた、1本が3〜5分程度の動画です。(基礎・応用・実践で合計61本のカリキュラム)
勉強会ではそのカリキュラムの中からいくつかピックアップし学びの題材として使用しています。
そのため、通常は有償の動画講座をご購入いただいた方を対象に開催している勉強会ですが、
という想いから、初回は無料(動画講座の購入有無を問わず無料)
にてご参加いただけるようにいたしました!
先代から続く、独自の経営手法が合っているのかどうかわからない。
他社の事例や、基本を知り、これまでの経営を見直しアップデートしていきたいという後継者。
専門家に質問したくても、聞くだけでは図々しく感じてしまい、誰にもお金の相談ができないままになっていた、中小企業の経営者。
似たような悩みを抱える、様々な業種の経営者達と話してみたい。
他の人がどのような課題に直面しているのか、学ばせてもらいながら一緒に成長したいという方。
税理士、会計士、弁護士の方など。
弊社と同様に、中小企業の顧問となることが多い士業の方で、
・より財務の学びを深めたい
・顧問先への関わり方を学びたい
という方のご参加も歓迎しております。
実際に税理士の方もご参加頂いています。
日程 | 取り扱うテーマ |
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次回未定 |
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次回未定 |
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