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原理原則から外れた経営について

原理原則ってあるじゃないですか
基本法則というか、外してはいけないやり方

当然経営にも原理原則があって
これに従った経営を行うと失敗しにくい

成功はアート、失敗はサイエンス
と言うように間違った経営をして
失敗すると説明できちゃうわけです

間違った経営とは、
脱税、粉飾は言うまでもなく

貸付金の増加、関係会社株式の取得
キャッシュフローを考えない投資
テストマーケティングのない新事業
過剰在庫、サイトの長い取引
例を上げたらきりがないです

失敗は歴史や過去から学べます
成功は時流に乗るというか、
運や勢いの要素が強いと感じます

原理原則から外れた他人の経営には
間違っているなと気づけるのだけど
自分の経営には気づけない

僕もそうだけど、
自分を俯瞰して見ることは難しいですよね

だから経営者は信頼できる
パートナーの意見を聞くことがとても大切

ところが稀に原理原則に基づかない経営を
していても上手くいっている企業がある

★過去2度の失敗からファブレス化を進め、
ライバル社にスピードで勝るため
回収までの期間を犠牲にする製造業

★分冊百科と呼ばれテーマやジャンルを
絞った事柄について記述したものを
定期的に分けて刊行し完成させる出版社

★古本販売事業から
原価率60%超のフレンチやイタリアンを
オープンさせた飲食店

★社員、パートに関わらず新人には
80時間の研修を行い、
ミッションステートメントの浸透に
多くの時間を割くコーヒーチェーン店

これら4社の経営(ビジネスモデル)は
原理原則から外れているのではなく、
原理原則を知ったうえで外している企業です
(3社目の飲食店は盛和塾生)

利休道歌に、規矩作法、守り尽くして
破るとも離るるとても本を忘れるな
という訓があります

自分の絶対を疑問視し、
原理原則を忘れないことが大切ですね