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新規のビジネスについて考えてみたvol.3【農業について】

僕は大田区と福山市の2拠点で生活しています。

福山市の住居の近隣には農家さんがたくさんいて、僕も畑を少し借りています。

足が治ったら(5月にアキレス腱を切ってしまいました)野菜を植えようと思っています。

いい年齢になってきたので、食の安全性や日本の食料自給率について考え始めました。

2022年の日本の食料自給率はカロリーベースで38%です。

国は2030年までに45%に高める目標を掲げています。

あれだけ減反政策や生産調整をおこなってきたのにできるのだろうか??

日本には耕作放棄地が38.6万ha(東京都の1.8倍)あります。

しかし、ほとんどが山林化したものや傾斜地といった生農業産性が悪いエリアです。

平地で広大な農地は作付けから収穫までの生産効率が良いため、借り手が多く耕作放棄地になりません。

日本の食糧自給率を上げたい!という使命感を持って、農業に参入する人が増えているようですが、法人個人を合わせた農業経営の平均所得は125万円とされています。(2021年)

所得が低いと不満の声も上がってきます。

農協の規格が厳しい

規格外は売れない

肥料や農薬が高いが使わないと規格に合わない

 

では規格外の野菜や有機栽培の野菜を飲食店に直接購入してもらってはどうだろう。

 

仮に大量に顧客を持てたとしても、個別配達の輸送費などが増えて、コストが上がります。

スーパーマーケットで一般消費者購入してもらうのと、どっちの利益額が高いのか良く検証しなければなりませんね。

 

自分で加工して販売してみたらどうだろう。

僕が好きなパスタ専門店でシュミレーションしてみました。

 

原価150~200円(トマト、バジル、ニンニクは生産)、客単価1,000円、客数30人/日×25日、固定費(人件費無し)20万円/月

月商750,000円、経費450,000円、利益30万円(僕の人件費)

仮に初期投資を500万円していたら、回収不能。。。

 

トマトソースの加工販売はどうだろう。

輸入のトマトの水煮缶が100円以下で売られていることを考えると、材料費がなくても、労務費、製造経費をまかなうことができなさそう。。。

 

1次産業も6次産業もスケールメリットを出さないと難しそうですね。

 

ですが、とても大切なことですので、懲りずにこの分野でのニッチトップを考え続けます。

 

次回はコミュニティ(体験)について考えてみます。