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スタートアップって、つまり何を指すの?

先日、とあるビジネスセミナーに
行ってきました。

セミナーと行ってもお固いものではなく
会場では同時並行して複数の
セッションや対談が行われています。

興味の赴くままに、好きなところに
聴きに行っていいというスタイル。
音楽フェスみたいですよね(笑)

ある登壇者が言ってました。
「日本は意外とスタートアップ大国なんだよ。
トヨタだって、ソニーだって、もともとは
スタートアップだしね」

この二つの会社は
かなり成り立ちが違うので、僕は
ちょっとだけ違和感を感じたのも事実。

ソニーはともかく、トヨタは
スタートアップではないような気が……

スタートアップって、いつからか
よく聞かれるようになりましたよね。

少し前はベンチャー企業と一括りにされて
ある時から一部がスタートアップとして
分類されるようになりました。

その違いについてよくわかってない人も
少なからずいるのではないでしょうか。

スタートアップの定義や特徴としては
諸説ありますが、僕が思うに
・短期の成長を目指す
・投資家からの資金調達+銀行融資
・出口戦略が明確(IPOかM&A)
って感じですかね。

事業の革新性や独自性などについては
ベンチャー企業にも言えることなので
スタートアップならではの特徴って
わけでもないかと。

で、あらためて思ったのですが
日本はやっぱりスタートアップ大国では
ないのではないか、ということです。

だって、近年の新しい技術・発明って
ほとんどがアメリカ発じゃないですか。

Apple社の数々のプロダクトや
Amazon社のサービスなどは
もはや世界共通のインフラですよね。

日本発の革新的な
プロダクトやサービスって
何か思いつきますか?
僕は思い浮かばないです。

その代わりに、日本には
おもてなしの精神や高い共感力など
海外から評価される日本特有の
価値観や感性がたくさんあります。

だから、そのようなものを前面に出して
自信を持って世界と戦っていけば
いいのではないかと
思ってしまうんですよね。

全ての国がスタートアップ大国である必要は
どこにもなく、今は多様性の時代なので
国ごとに唯一無二の価値があるはずです。

そしてそれらは甲乙つけるものでは
ないのではないでしょうか。