今回は財務コンサルタントの業務っていつまでお客様に関わるのか考えてみた。
前職は生命保険会社の社員という雇用形態で仕事をしていました。
お客様に万が一のことがあった時、初めて保険金や給付金を届けることになる。
基本は「一生のお付き合い」というスタンスで関わっていました。
今も複数保険会社の代理店社員でもあるので、法人も個人も「一生のお付き合い」という立場は変わりません。
では財務コンサルタントとしてお客様とどのような期間で関わっていくのだろう?
そもそも財務コンサルタントの業務が分かっていないと話が進まないのでこちらを見て欲しいです。
https://inadazaimu.jp/2021/12/27/zaimu_soudan/
当社は基本お客様とは1年の更新で契約を結んでいる。
じゃあ、更新時に財務状態が良くなったら契約終了?
そんなことはないです。
創業以来ずっと支援させていただいている財務体質の良い企業もあります。
その企業はもっと良い企業になりたいと経営者が色々情報を仕入れ、学び、実践しています。
良い会社がますます良い会社になるというやつです。
残念ながら契約の更新をされなかったお客様もいます。
大半は財務経営にあまり関心がない(関心がなかった)ケースが多いです。
投資や採用の失敗で経営が悪化し、
慢性的に資金繰りに困っていた会社が
銀行の調達の再編で経営に余裕ができ、
計画を立てることよりも、
勘とコツで経営をしたくなる
足元の数字より無計画な数字を追い求めて
経営会議をなおざりにする
強い会社にすることよりも
大きい会社にすることにベクトルが進み
契約の更新を行わないw
或いは、商社や元請の依存度が高すぎて
自社で打つ手が見つからず(見つけられず)
「できない」「無理だ」という発言が増えて
契約の更新を行わないw
資金調達をしたいとか
取りあえず資金繰りを良くしたい
という依頼の契約なら最初からお断りするのですが
契約の段階では分からないことも多いです。
生命保険の契約がある場合は、保険担当者としてフォローさせていただいていますが、短期的な顧客の問題が解決されるとコンサル契約は終わってしまいます。
ワンポイントでたくさん案件をこなすコンサルタントもいれば、お客様と一緒に会社を強くして正しく承継するコンサルタントもいます。
「好きなお客様と一緒に成長する」
会社のメンバーや組織が大きくなっても創業の想いを忘れないようにします。