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あなたは今どこにいる?自分の現在地(ステージ)を知ろう!vol.5  ~社長の現在地

社長の現在地とは、
社長の財務知識の現在地のこと。
つまり社長本人が、財務知識において
どのレベルにいるのかということです。

一億総リスキリング時代の令和においては
社長も日々学び、自らの財務知識を
アップデートしないといけないのですね。
(そもそも社長は日々勉強です!)

そこでいきなりですが
あなたは決算書が読めますか?

当たり前でしょ、と思うかもしれません。
しかし、僕が言うところの「読める」は
「読み込める」と言うこと。

決算書の数値から
経営の問題点を見つけることができる。
これが読み込めると言うことです。

決算書を読めるようになれば

売上は伸びているのに利益は出ていない

入金サイトが長いから、
売上はあるのに資金繰りが悪い

など、具体的な問題点がわかりますよね。

決算書の違和感を見つけ、
解決のための具体的な方法を導き出す。
ここまでが決算書を読むことのワンセットです。

決算書が読めることは社長の必須要件。
社長たるもの、創造性を持って、柔軟に、
時代と対峙していかなくてはなりません。

そのためには財務知識をアップデートする
だけではなく幅広い知識が必要なのです。

ちなみに僕は、意識的に歴史を
学ぶようにしています。
(単に好きだからですが)

歴史は繰り返される、と言うように
過去の出来事から今後起こり得ることを
ある程度は予測できます。
経営者にとって未来を見据えることは
重要な仕事ですからね。

もちろん経営書を読み漁ってもいいですし
実際に大学院などに通ってもいい。
とにかく、貪欲に学ぶことが大事です。

そもそもなぜ社長は自らの財務知識を
アップデートしなければならないのか?

それは失敗しないためです。

成功はアート
失敗はサイエンス

と言われるように、
失敗の原因は正しい知識をもって探れば
わかることなのです。

僕は原理原則を大切にしています。
全ての成功がアートだとは思いませんが、
奇跡のように“たまたま”上手くいくことは
あると思います。

原理原則をわかった上で、あえて外す
というのはありかもしれません。
(そこから成功も生まれるかもしれません)

最初から原理原則を知らずに、やみくもに
進んだところで連続する成功はありません。

「成功するために」
というより
「失敗しないために」
社長は自らの財務知識をアップデートする
必要があるのではないでしょうか。

なぜなら、
リスクを取って会社を発展させたいですか?
それとも
絶対に潰れない会社経営をしたいですか?

と質問すると、
ほとんどの社長は後者を選びますから。