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そもそもなんで会社を始めたの?

僕の友人のお子さんは
名門の私立中高一貫校に通っていました。
ところが、高校になって不登校になり
ズルズルと籍を置くこともなく
潔く学校を辞めたそうです。
数年前の話です。

「学校を辞めたい」というのは
当人の意志だったと思うのですが
それを良しとしたご両親も
勇気のいる決断をしたと思います。
辞めた先の保証はないですからね。

その友人と最近仕事であった時の会話です。

そういえば娘さんどうなった?と聞いたら
学校を辞めた後にオンラインの高校に通い、
猛勉強をして見事に難関大学の合格を
勝ち取ったそうです。
僕は心から祝福をしました。

きっと彼女には最初から
人生の目的があったのかもしれません。

そこに到達するまでの道のりとして
「堅苦しい私立の名門」
は違ったのでしょうね。

目的がしっかりしているので、彼女には
道のりを選ぶ自由があった。

だから、辞めた、と言うよりは
違う道で行くことにした
くらいな感じだったのでしょう。

仮に学校を辞めなかったらどうなっていたか。
たられば論になってしまうのですが
おそらく今のように生き生きとした大学生活を
送っていなかったような気がします。

合わない環境に居続けることによって
すっかり生気を失っていたかもしれません。

この話を会社に置き換えて考えてみますね。
衰退している産業にも関わらず
これといった対策もできず
ズルズルを延命させているような会社は
実に多くありますよね。

どのような状態でも、とにかく
生きながらえることが目的となって
しまっているのでしたら
それは本末転倒ですよね。

何のための会社なのか。
実現したい未来は何なのか。
創業時の熱い想いは今でも健在か。

生きながらにして死んでいるような
企業に対して、これらをシンプルに
問いたいです。
要は、大義はあるのかって話です。

起業した時のワクワクや
思い描いていたビジョンを
定期的に思い出し、

「俺はどうして会社を始めたんだったっけ?」って
自問することも社長には必要ですよ。