東出昌大さんの生活に
少しだけ注目しています。
東出さんは俳優でありモデルであり
過去にスキャンダルもあり
離婚歴のある既婚者であり……
そして今は山に篭って
半自給自足の生活を
新しい家族と共に送っているという、
なかなか自由な人です。
彼の日々の様子はメディアでも
度々報じられているので、
(本人も自身のSNSなどで
まめに発信しているので)
知る人も多いでしょう。
皆さんどう思いますか?
僕は彼の選択がとてもよく理解できるし、
さらに言うと好感すら持ってしまうん
ですよね。
あれだけの恵まれたルックスと
華々しいキャリアがあった彼が
あえて文明的なキラキラした世界から
距離を置いて生活をしていること。
過去のスキャンダルに対して
容赦のないバッシングがありながらも
自分のスタイルを貫いていること。
もちろん僕も彼の丸ごとを
全肯定しているわけではありませんが
なんだか嫌な感じがしないんですよね。
なんでだろうって考えてみると
彼は何かを手に入れるまでに
適切な距離と時間をかけているから
なのかな、って思いました。
僕も同じことをやっているからです。
僕は1年ほど前に中古のバイクを
買ったのですが、これを時間の
ある時にちびちびとカスタマイズ
しているのですよ。
はっきり言ってカスタムショップに出したら
一瞬でできてしまうことです。
(もちろんお金はかかりますが。)
でも、そういうことじゃないんですよね。
自分の手でバイクの仕組みや構造を勉強し、
“わけ”をわかりながら一歩ずつやることが
大事なんです。
これは人によって意見が
分れるところだと思います。
文明の利器をバンバン使って
タイパ重視で手に入れたいものを
最速で手に入れたい人もいるでしょう。
それもわかるんですよ。
そもそも発明のほとんどは
「めんどくさい」を何とかしたい
という欲望を解決するために
つくられているので。
でも、それがエスカレートすると
便利を通り越して、不安になって
くるんですよね。
どうしてこれがこうなっているのか
あるいは、これはどこからきたのかなど、
目の前のものや今起こっている現象の
“わけ”を知らないまま、それらと
関わり続けるのは、ある意味
落ち着かないんですよ。
AI時代にこんなことを言うと
時代に逆行していると思われるかも
しれませんが、
AI時代に生き残るのは、意外と
このような違和感を無視していない
タイプの人間なんだと
思ってしまいます。
今は企業が競うようにAIを活用して
さまざまなビジネスを展開しています。
人間に欲望がある限り、新しい技術は
どんどん出てくるので
企業が生き残るためには
いち早くそれらを味方につけて
活用していくしかないのですから。
しかし、所詮、地球のエネルギーに頼った
技術は脆弱ですし、世界の力関係が
少し変わっただけでもダメージを受けます。
当たり前にある便利なもの、つまり
最新技術が使えなくなった時に
生き残るのは、目の前にあるものの
成り立ちや構造を理解している人。
言い換えれば
そのものの“わけ”がわかっている
人なのでは。
技術に頼らず、知恵を武器にする。
そのためには日頃からプロセスを
すっ飛ばさない、
めんどくさいことと向き合う
覚悟も大切かもしれません。